令和4年度 栃木県・栃木市総合防災訓練
文責:ひのきの杜共生 輕部
令和4年12月11日、栃木市を会場にして栃木県総合防災訓練が開催されました。
災害時における福祉分野のオフィシャル支援チーム「DWAT(Disaster Welfare Assistance Team)」が、県南地域から15名(内、すぎのこ会より3名)参加しました。
DWATは、ケアマネ・社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士・看護師・保育士など、様々な専門性を持つメンバーで構成されています。
本日の訓練は、「昨日まで降り続いた豪雨の後、8時59分に栃木県南を震源とする地震が発生。マグニチュード7.3を記録し、栃木市内においても家屋の倒壊や土砂災害、河川の氾濫など、甚大な被害となった。」ことを想定し、シェイクアウト訓練からスタートしました。
DWATの活動は、命に係わる1次被害から逃れ、避難所で生活する被災者のフレイル予防や病状の悪化など、いわゆる2次被害を防ぐことを目的としています。
もちろん、実際の避難所には、高齢者や障害を持たれている方、子どもや妊婦の方もいらっしゃいます。1人1人のアセスメントから多様なニーズを探り、様々な支援やサービスに結びつけることで、生活再建に向けた橋渡しを担います。
訓練では、日々利用者さんと向き合う私たち福祉職の力を感じたとともに、災害時活動は医療チームや保健チームなど様々な団体との繋がりの中で成り立っていることを知りました。
私たちの「福祉」が日頃からできることは何かを、改めて考える1日になりました。