『少子・多死社会』
理事長 岩崎 好宏
10月21日(土)秋晴れの下、4年ぶりに「すぎのこ会地域交流秋祭り」を開催いたしました。多くの個人・団体のご協力をいただき、大勢の皆様にご来場いただきました。心より感謝申し上げます。久しぶりに会った方同士が、あちこちで笑顔で話されている姿を目にし、うれしくなりました。その中には、職員のご家族、特に産育休中を含めた職員や退職した職員が小さなお子さんを連れて遊びに来ている姿がありました。
少子社会と言われていますが、異次元の少子化対策(経済的支援、子育てサービス、共働き支援など)で若い職員たちを支え、「こどもまんなか社会」を実現しなければなりません。当会としても、育児と仕事の両立支援を真剣に考えていかなければならないと改めて感じました。
秋祭りでお会いしたある保護者さんから「亡くなった会長が空から見ていて、話しかけてきてくれたよ」とのお言葉をいただきました。コロナ禍で多くのイベントが中断している間に亡くなった仲間がたくさんいました。お祭り好きな利用者さん達は、空の上から羨ましそうに見守っていてくれたと思います。
11月19日(日)は、岩船山高勝寺にある法人慰霊碑において年に一度の供養式です。少子社会の一方で、2025年から多死社会を迎えると言われています。「その人らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるように、地域の包括的な支援・サービス提供体制(すぎのこ会トータルサポートシステム)の構築が大切だといつも言ってたでしょ。」と亡き会長が参列者に語りかけてくると思います。すぎのこ会の先人、そして皆様からのご期待に応えるべく、役職員一同、引き続きトータルサポートシステムの実現・強化に向けて努力してまいります。