理事長退任に当たって
会長 岩 崎 俊 雄
去る6月30日に開催された理事会において、一身上の都合により理事長職を退任し、7月1日をもって会長に就任する案件が承認されました。理事長在任中は、皆様には格別のご支援、ご協力を賜り、大過なく法人運営ができたのではないか、と思っております。心よりお礼申し上げます。
顧みますと、すぎのこ会は昭和49年8月27日に設立発起人会を立ち上げたのを契機に、その後昭和50年6月10日に厚生大臣の設立認可を得て、同年6月24日に誕生しました。それからは、役職員と利用者が一丸となって、『なんの負けるか 今にみろ』を合言葉に、夢を追い続けてきました。
今になって思えば、嬉しいこと、そして辛く悲しい出来事も多々ありましたが、利用者の皆さんの声を聴きながら、就労支援の抜本的強化、地域での生活、生活を目的とした施設の整備等々、時代を先取りした施策を展開できたのではないかと考えています。
この間の私を支えたのは、母校の日本社会事業大学のキャンパスに設置されているアガベ像の碑文『ウブゴエカラ灰とナリテマデ』と、校歌に謳われた『忘我の愛と智の灯(トモシ)』でした。そして、それがすぎのこ会の想いでもありました。
今後は、新理事長の岩崎好宏氏を支え、トータルサポートシステムのより一層の充実に努める所存でおりますので、これまで同様のご厚情をすぎのこ会にお寄せ下さいますようお願いし、退任のご挨拶といたします。
☆ 私の経営余話は、これで最後となりますが、今後、何らかの形で情報の発信、共有化を図りたいと考えておりますので、その際はよろしくお願いいたします。