自助・互助・共助
理事長 岩崎 好宏
今年1月1日に発生した令和6年能登半島地震により甚大な被害を受けた能登地方に9月21日、今度は豪雨が襲いました。復興に向けて一歩を踏み出し始めた矢先の豪雨被害にかける言葉が見つかりません。今回も自衛隊、警察、消防、ライフラインを守る公共企業等の皆さんが全国から駆け付け、「公助」という言葉では表せ尽くせない懸命な活動に頭が下がる思いです。
地域包括ケアシステムの際にも話題になった言葉ですが、災害時には公助が入るまでに時間がかかるため、自助・互助・共助が大切と言われています(互助・共助を分けない場合もあります)。
・自分の命は自分で守る、一人ひとりが自ら取り組む「自助」
・家族や近所、会社・所属する組織等の間で助け合う「互助」
・地域(コミュニティ)や身近にいる人同士で助け合う「共助」
私たちの周りでいつ大規模災害が発生するかわかりません。障害や高齢といった災害弱者の皆さんが多く集うすぎのこ会。引き続き、すぎのこ会関係者、所属団体等との互助(相互協力)体制の強化に努めていきたいと思います。そして、地域の皆さんとのつながりを更に広げ、深め、いざという時に機能する共助の関係を築いていきたいと考えています。
そのような中、10月19日(土)に「すぎのこ会地域交流秋祭り」を開催したところ、多くの個人・団体のご協力をいただき、大勢の皆様にご来場いただきました。楽しさに加えてお互いを知る絶好の機会となり、有意義な一日となりました。利用者の皆さんの生活の質の向上、幸福の実感にもつながると考えていますので、地域交流や地域貢献事業を強化してまいります。今後もご支援とご協力をお願いいたします。