理事長　岩崎 好宏

新年あけましておめでとうございます。

皆様には、穏やかな良き新春をお迎えのことと、お慶び申し上げます。

弊会では、ＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）への配慮や近年のデジタル化推進によるペーパレス化への移行といった社会的背景を鑑みて、すべての皆様に対して本年度よりはがきによる年賀状のご挨拶を控えさせていただくことにしました。ホームページやインスタグラム、すぎのこだより等を通してご挨拶・お知らせ等をお届けいたしますので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

さて、弊会は昭和50年（1975年）６月10日に、当時の齋藤邦吉厚生大臣の認可を受け、同年６月24日法人設立登記を完了し、正式に成立しました。その際、齋藤大臣から記念に頂戴した、『清和』の為書は本部事務所に掲げてありますが、本年は創立50周年という記念の年でもあり、改めて「世の中が治まって穏やかなこと」の意味を考えています。50年前には想像もしていなかったような少子高齢化の進行と人口減少社会が到来し、私たち社会福祉法人は、障害児者や高齢者の問題だけでなく、様々な社会課題への解決を求められています。誰もが安心して平穏に地域で暮らしていくためには、職員ひとり一人が能力や多様性を発揮すること、活き活きと新しいことにチャレンジし成長していくことが求められます。地域社会とつながり、支え合いながら、これからも利用者・保護者、職員、地域社会、みんなの幸せを追求していきたいと思います。

2025年の干支は、乙巳（きのとみ）です。60年周期の干支の中で42番目に位置し、「努力を重ね、物事を安定させていく」という意味合いを持つ年とされています。これまでの50年のご支援・ご協力に感謝しながら、今後も地道な努力を積み重ねて、地域から必要とされる法人を目指してまいります。